以下の内容の SSS-CORE の デモンストレーションを行っています。
以下において、インライン画像の一部に大きなサイズの画像へのリンクを 持つものがあります。 画像をクリックする(リンクをたどる)ことで大きなサイズの画像が 見られます。
まず、並列アプリケーションがマルチタスクで実行される様子を以下に 示します。
あるノードのコンソール画面の映像です。 右上のアプリケーションは各面に動画を張り付けた 2 つの立方体が空中を飛行している 3 次元映像になっており、1 台の表示ノードと 動画再生および 3 次元透視変換と座標変換を行う 6 台のノード(各ノードは 立方体の表裏 2 面ずつを担当)の計 7 台のノードによって並列処理が行われています。 左上のアプリケーションは 3 次元画像を計算で求める レイトレーシング計算を実行中であり、各計算ノードは 4 ピクセルを単位として サイクリックに光線追跡計算を担当しています。 1 台の表示ノードと 8 台の光線追跡ノードの計 9 台で並列処理が行われて います。 このように SSS-CORE 上ではさまざまの並列度の アプリケーションを時分割によるマルチタスクで同時に実行することが できます。
このプログラムのうち動画像を再生する部分は
xanim (Rev. 2.70.6.4) を
基にしています。
動画像のうち、アニメーション「勇者警察ジェイデッカー」の著作権は
名古屋テレビ放送株式会社 および
株式会社
サンライズに帰属します。
チアリーダーの画像は HONEY BEE さんのご好意により使用しております。
レイトレーシングは計算により 3 次元的な CG を描くための手法です。
注視点の位置にあるスクリーン上の各ピクセルから、そのピクセルに入射してくる
光線を逆向きに追跡し、ぶつかる物体を見つけます。
その物体の表面の色によりピクセルの色が決まり、物体の向き・光源の位置・
他の物体の位置によりピクセルの明るさが決まります。
鏡のような光を反射する物体に関しては、その物体で反射して入射してくる
光線を再帰的に追跡します。
レイトレーシングプログラムの出力例です。
SSS-CORE 上の並列レイトレーシングプログラムでは、 ピクセル値の計算はブロックサイクリック法により計算 ノードに分配されます。 各計算ノードは MBCF を用いて 結果を表示ノードに送ります。
レイトレーシングプログラムの実行の様子です。 画面右上に計算によって得られた CG が表示されています。 この例では、6 つの計算ノードが計算を分割しています。 1 つのノードの計算が遅れていますが、これはこのノードが表示ノードを 兼ねているからです。
マンデルブロー集合は以下のような複素数の集合です。
{C : 複素数 | 数列 z(n+1) = z(n) * z(n) + C, z(0) = 0, に関して、z(n) が発散しない}
マンデルブロー集合を可視化したものは典型的なフラクタル CG です。 C = x + yi に対して点 (x, y) の色は、もし z(n) が発散しないなら黒で、発散するならその速さによって 決まります。
描画プログラムの並列化手法は上記のレイトレーシング プログラムと同様です。
並列化されたプログラムの実行の様子です。 右上がマンデルブロー集合を可視化したものです。 6 台のノードが発散するかどうかを 計算しています。 このうちの 3 台の計算が遅れていますが、これはこの 3 台で同時に レイトレーシングプログラムを走らせているためです。
これは独自のデモンストレーションです。 3 次元空間内で動き回る立方体の表面に動画像を張り付けます。
動画像は Cinepak コーディングにより圧縮されており、QuickTime 形式で 格納されています。 各計算ノードは 2 つの動画像を 再生し、手前の画像に対し透視変換を施し、その結果を Z バッファアルゴリズムを 用いて MBCF により表示ノードに 送ります。
スナップショットです。 この例では、2 つの立方体は毎秒およそ 12 フレームの速さで動きます。
このプログラムのうち動画像を再生する部分は
xanim (Rev. 2.70.6.4) を
基にしています。
動画像のうち、アニメーション「勇者警察ジェイデッカー」の著作権は
名古屋テレビ放送株式会社 および
株式会社
サンライズに帰属します。
チアリーダーの画像は HONEY BEE さんのご好意により使用しております。
これは独自のデモンストレーションです 複数の動画像が一つのディスプレイに再生されます。
動画像は Cinepak コーディングにより圧縮されており、QuickTime 形式で 格納されています。 各計算ノードは動画像を再生し、 ピクセルデータを MBCF により 表示ノードに送ります。
この例では、7 つの動画像を同時に再生して MBCF のバンド幅の高さを 示しています。
このプログラムのうち動画像を再生する部分は
xanim (Rev. 2.70.6.4) を
基にしています。
動画像のうち、アニメーション「勇者警察ジェイデッカー」の著作権は
名古屋テレビ放送株式会社 および
株式会社
サンライズに帰属します。
チアリーダーの画像は HONEY BEE さんのご好意により使用しております。